平和への思い

私は、これまでの人生で平和への思いを育む多くの機会に恵まれました。

 

木津高校時代、私はESSクラブ(English Speaking Society:要するに英会話クラブですに所属していました。

毎週のように、外国人のAET(英語指導助手)の先生と会話を楽しむ中で、世界が身近なものとなりました。

文化祭では英語劇に出演。オズの魔法使いの「ブリキのきこり」を演じました(写真左)。

 

大学時代は、数十年に及ぶ戦乱に終止符がうたれたカンボジアに、ラジオを送る運動に参加しました。送ったラジオは、選挙の際の広報に活用されました。

この時は、現実に国際社会に貢献できる運動に参加できた手応えを実感。平和への思いを深めました。

 

また大学時代の思い出として、ひときわ光っているのは、ゴルバチョフ元大統領との出会いです。

握手、そして、記念撮影までしていただき、「温かい真心が大切だということを一生涯 覚えておいてください。」と直接、話しかけてくださいました。

以来、この言葉を実践する人生を誓うとともに、世界平和のお役に立てる人間になりたいと深く決意 しました。

 

その後、平和展を開催したり、友人に平和の大切さを語ったりと、草の根の平和運動に取り組みました。

多くの留学生が参加する音楽祭の運営にも携わり、「文化は国境を越える」ことを実感しました。

 

このような青春時代を歩んだ私にとって、平和への取り組みはライフワークともいえます。


大変にありがたいことに、京田辺市役所でも平和事業を担当させてい ただきました。なかでも、「非核平和都市宣言」の起草を担当させていただけたことは、望外の喜びでした。

この折には、家族旅行でも広島を訪れました。「原爆の子の像」に「折り鶴」を捧げました(写真下)。

 

世界観光都市ランキングで1位を獲得した京都市は、多くの外国人観光客でにぎわっています。

外国の方が日本人の心に触れ、また、日本の文化に触れ、平和への思いを深める--そんな京都のまちづくりを目指していきたいと思っています。

 


2015年2月28日