小学校・中学校に入学される時には、多くのお金が必要になります。国の調査では、中学校に入学するには、平均すると約10万円もかかるとのことです。経済的に苦しいご家庭にとっては、非常に重い負担となることから、自治体から就学援助における新入学学用品費が支給されています。
この新入学学用品費、これまでは、入学後の支給となっていました。しかし、ランドセルや制服をいつ買われるかというとお子さんの晴れの入学式を迎えるために、保護者の方が様々に工面をされています。
母子家庭で育ち、高校の時からアルバイトをして勉強資金を得たり、進学資金で悩んだ西山のぶまさは、人一倍、教育負担の軽減への思いを強く持っています。
また、市民の皆様からお預かりした大切な税金、必要な人に必要な時に支援してこそ、正しい税金の使い方とも思います。
そのような思いをこめて、平成29年3月1日、京都市会本会議の代表質疑で、「入学前支給」を求める質問をしました。
従来、同種の質問に対しては、「これまでの入学後の支給を継続したい。」との答弁が繰り返されていましたが、西山のぶまさの思いをこめた訴えに、「西山のぶまさ議員ご提案の入学前支給の検討も含め、制度の充実に努める。」との答弁がありました。
その後、公明党の国会議員の取組みも大きく後押ししました。従来は、国制度の補助の対象に小学校入学前は含まない形になっていましたが、 平成29年3月10日の衆院文科委員会での公明党の富田茂之議員の質問を機に小学校入学前も対象となるよう補助金交付要綱が改正されたのです。
それらを受けて、最短日程で検討が進み、平成29年9月市会で補正予算も提案され、平成30年4月に小学校・中学校に入学されるお子さんから新入学学用品費の入学前支給が実現しました。
多くの方に喜んでいただいています。
【参考】新入学学用品費支給額(令和5年入学)
小学校:54,060円中学校:60,000円
西山のぶまさの議会での主な質問と答弁
参考